昨今は立派な住宅+砂利というお粗末なお家ばかりです。
なぜこのスタイルが流行っているかというと、みなさん外構費用をケチってしまい、全く手をつけないから造成地のまま、もしくは適当に砂利を被せて終わりになっているのです。
年収は上がらず住宅価格は上昇していますから、ついつい外構に費用を回したくないのはわかるのですが、注文住宅であれば最初からやってしまった方がお得になります。
お得になるのは何故でしょうか?
答えはとても簡単で、後から砂利を入れ替えたりするより、最初からやってしまった方が手間がかからないからです。
ですので、分譲住宅であったり、建売の場合は外構に手をつけるのは後からでも構いません。
それこそお金が貯まってから外構工事するのが良いでしょう。
ただ注文住宅の場合は、お庭とセットでお家作りをした方が一体感も出るし、使いやすい庭を作ることができますので、ぜひ最初からプランニングに組み入れてください。
基本的に住宅と外構はセットです
どのような家にするか?というのはみなさん考えるかと思いますが、どのような庭にするか?という考えは抜けがちです。
まぁ、BBQできれば良いかな...ぐらいが正直な所かと思いますが、恐らくBBQも大してやらず引きこもること間違いなしです。
お庭というのは意外と使えるように環境を整えてやらないといけません。
例えば、お隣の目が気になって庭に出れない、通行人の視線が気になってレースカーテンを開けられない、庭への出入りがとても億劫...などなど、デザインしてあげないとお庭って使いにくいのです。
樹木やフェンスをどう配置するか、ガーデニングゾーンはどこに置くか、お隣や道路からの気配をどう断つか、などリビングや玄関との連続性を保ったまま生活するためにデザインが必要です。
DIYは気合いが無ければ出来ません
ちょっとしたものであれば自分でDIYすることは可能です。
四隅に小さな花壇を作ったり、ピザ窯を組み立てたり、ちょっとしたことは半日あれば出来てしまいます。
ただカチカチに固められた砕石を掘り起こして植樹しようとか、門柱を突き刺して電気を通したりとか、表札とポストを独立して設けようとか、フェンスやベンチを自作しようとか、簡単そうに見えても難しいし大変な体力を使います。
実際に上記のことをやった経験からすると、外構工事は業者に頼んだ方が早くて安くて綺麗に仕上がります。
よほど手先が器用で楽しめる人ではないと難しいです。
少なくとも私がもう一度お家を建てるなら最初から業者を使います。
家と庭があってこその家庭です
家だけあってもダメなんですね、庭と繋がってないと家庭にはならないんです。
最初から庭を使わないと決めて外構工事してしまうのも手です。
庭は緑豊かの方が良いですが、アメリカと違って芝生を管理しなければいけないルールも常識も日本にはありません。
ただ庭に緑がいらないならばコンクリートで固めたりしないと、無限に草むしりをしなければならないので、どう転んでも外構工事はしたほうが良いです。
予算が無ければフェンスなんて建てなくて良いんです。
オープンだと度々越境侵入問題は起こりますが、強盗や空き巣対策にもなります。
ただ、雑草対策にコンクリ敷いたり、玄関前に一本植樹したり、気になる所に目隠しを立てたり、100万円ぐらいは外構工事すると生活の質がグッと上がります。