岩手県盛岡市の住宅営業マン日記

岩手県盛岡市にて住宅販売を営む営業マンの日記です。注文住宅を検討の方はお気軽にお問い合わせください!

許されるなら二世帯住宅というアイデアはどうでしょうか?

就職して、1人暮らしをして、結婚して、子供を持って、家を買って....

 

一昔前の日本の常識は上記のようなものでした。実家暮らし、二世帯住宅などは親離れ出来ていないと批判されることは今ですらあります。

 

ただ冒頭の常識はバブル時代、終身雇用の時代に形成された流行のようなものです。バブル時代は景気も給与も右肩上がりなので、独立思考であっても生活が成立しました。

 

2024年現在、日本が経済的に衰退することは確実視されています。

 

バブル時代の流行に引きずられたままでは暮らしていくことは出来ません。この時代に合わせた生き方をする方が経済的に成功する確率は高いでしょう。

 

だからこそ私は二世帯住宅というアイデアを提案します。

二世帯住宅が最高の環境である理由

先ほども申し上げました通り、両親と同居するのは恥だという文化は過去の栄光に引きずられたものです。

 

これから人口が減少し、高齢者の割合が増えていく日本では、若者が経済的な成功する確率は格段に低下しています。成功するどころか、年金を貰って粛々と暮らしていくことすらままなりません。

 

現状を打破するためには、日本に革命を起こすか、海外へ移住するか、日本で平均以上の成功するか、もしくは生活コストを下げ貯蓄を増やすかしかありません。

 

この中で最も現実的で再現性がある方法は、「生活コスト削減&貯蓄増加」以外にありません。

 

では生活コストの中で、特に大きな割合を占める固定費は何でしょうか?

 

そう、それは住居費です。

 

住居費さえしっかり節約できれば生活コストを下げることは格段と楽になります。そして住居費を節約する方法として、二世帯住宅というのは最強の手段となります。

住居費も抑えて生活費も節約できる二世帯生活

一世帯一住宅よりも二世帯一住宅の方が住居費は抑えられます。

 

何故かと言いますと、キッチン、浴室、トイレなどの生活するために必要な設備の個数を抑えられるからです。

 

それぞれの部屋を設けたり、リビングを二つ設けたり、駐車場の必要台数も増えますので、もちろん普通の住宅よりは建築コストも土地の広さも必要になります。

 

それでも生活に必要な設備を共用するだけで一世帯あたりの住居費は抑えられるのです。

 

さらに住居費だけではなく、一緒に食事などすれば生活費も節約できる一石二鳥

のライフスタイルなのです。

とはいえ二世帯暮らしは嫌だという方へ

もちろんこれは許されるならばというケースです。

 

両親と不仲であったり、何らかに事情により同居できないのであれば、それは致し方ありません。二世帯で住めるかどうかも、ある意味では幸運なことなのかもしれません。

 

ただ気遣いするのが嫌だとか、世間体が気になるだとか、そういった理由だけならば一考の価値があります。

 

子育てや介護の面で便利だという理由もありますし、何よりこれから起きる経済衰退に備えるために緩衝材である貯蓄は増やしておいた方が良いでしょう。

 

私的には同居生活から生じる不幸よりも、没落による不幸の方が不幸度でいえば上回るのではないかと考えます。

新たに建てずにリフォームで済ませるという手も

とはいえ、結婚や出産や育児の機会に住居を見直すのだから、広い家にしたいけど親子ともどもそんなにお金はありませんという方もいらっしゃるかと思います。

 

ご両親がご自宅を売却されてローンの残債を返済し、その上で新たに住宅ローンを組む場合でも十分な恩恵もありますが、ご両親の自宅をリフォームするという手もあります。

 

十分な頭金があればご実家を立派にリフォームできますし、ご夫婦専用の場所はマンションのワンルームのようにお好きにデザインできます。

 

私も実家にある横並びになった兄と妹の部屋を繋げて二世帯で住むリフォームプランを両親に提案しましたが、一緒に住みたくないという理由で却下されました。とても悲しかったです。

 

私はあえ無く失敗しましたが、二世帯住宅も候補に入れられる方はぜひ本命としてご検討頂ければよろしいかと思います。